『山田一彦全集』
-未完小説「蝕まれても實るべし」他-
編者: 池谷竜
表紙画: 日乃ケンジュ

発売日:2021年8月15日
定価:1,600円 (税別)
全国の書店およびAmazonにて予約受付中。
 

 

 本全集は昭和初期に活動していた詩人の山田一彦の詩及び小説等をまとめたものである。

 山田一彦は昭和2年から4年頃にかけてシュルレアリスム詩誌『薔薇魔術學説』や『衣裳の太陽』等に参画、僅か3年程でその主な詩作活動を終えている。それから10年程の沈黙を経て昭和16年、池田源尚と倉光俊夫による同人雑誌『麥』通巻第10号及び第11号に山田は別筆名の朝山洋太郎で小説「蝕まれても實るべし」第一章と第二章を寄草、第12号から第14号(最終号)の残存は確認できず。その3年後の昭和19年8月1日、日中戦争における戦線の湖南省東部にある長沙市にて山田一彦は病死、享年37歳であった。
 

以上、『山田一彦全集』の「編者解題」より抜粋
 

2021.8.1 Ryo Iketani

 
 

- 本日、山田一彦の忌日に -